先日の京都で仁和寺にも行ったのですが、特別拝観が物は素晴らしいのだけど見づらかったり、退色が進んでいたり、公開範囲も少なくてちょっと残念な感じ。。
比べるのもなんですがこの大覚寺展は大満足でした。文化財の保護としてはやはり相応の保護施設を作って展示するのが良いのでしょうね。
仁和寺も大覚寺も同じ真言宗で、弘法大師空海とのつながりが強いのを実感しました。
仁和寺五重塔内部にある五鈷杵を握った空海像とよく似たものが大覚寺展にもありました。
五鈷杵、バジュラなどの法具や経典、呪文が力を持つというの、一般的な仏教とは少し印象が違って密教らしさを感じます。
仁和寺で公開されていた経蔵も、お経を納めておいて必要な時に取りだすのかと思えば、そうではなくて、一切のお経を納めるところに意味があるので、その経蔵を回転させることによってたくさんのお経を唱えたのと同じことになるというチートな道具なのでした。
こういうものは秘密にしてこそ価値があるというのはわかるので、ある意味正しいのですが。。
大覚寺展は迫力の五大明王像から襖絵まで、間近でゆっくり拝見でき、撮影可のスペースもあって満足度が高いです。
じっくり美術館を観たあとは池之端の旧岩崎邸を見学。ジョサイア・コンドル設計。
さんざん京都の寒いお寺を拝観した後なので、防寒はばっちりと。
でも随所にホットカーペットが敷かれていて、なかなか訪問者に優しい洋館でした。
旧岩崎邸もフォト蔵さんに写真をアップしました。
https://photozou.jp/photo/list/1955896/9691261
売店で小岩井農場のお菓子が売られていて、思わず買って帰りました。
小岩井の名前は創始者三名の名前から一字ずつを取ったものだそうで、岩崎弥之助の岩の字が入っているのだそう。
都内でアクセスが良く、歴史ある建物が楽しめてお土産も買える、なかなか楽しいスポットでした。