茅場町レクトヴァーソギャラリーでの展示が終了しました。
こんな真っ白い箱にスクウェアの絵がならぶ、不思議空間でした。
白すぎてカメラの露出が合わない・・。
後日ニュースページに改めて画像を上げるつもりです。
外界から切り離された空間が、面白い所でもあり、難しい所でもあり。
特に夜にいらしたお客様には目がくらくらする、という方が多かったです。
空間自体は外光は入らないので変わらないのですが、外の明るさによって目が慣れるのに時間がかかるようです。
この中は重力が弱いんじゃないか、とふと思うような浮遊感があるので、全面に水の絵とか、吸い込まれるような構図の絵を配置するとか、立体を使ったインスタレーション的な企画も面白いかもしれませんね。
くらくらする、ということは視覚によって身体的感覚が惑わされるということですね。
絵は本来視覚のマジック的な要素がありますから、自分の足下が危うく感じるのも時には日常の重力の枷を外す意味では面白いかもしれません。
そんな可能性を孕んだギャラリー空間でありました。
今回は日本画で、と思っていたので、小さな画面に苦戦しつつ、出来るだけシンプルに自然に、絵の具の素材が生きる画面をと思って制作しました。
久々の岩絵の具で、少し弱いかなと思うところもあり、、次の煉瓦画廊さんではもう少し大きめの絵で遊んでみたいと思います。
ご来場頂いた皆様にはエレベーターが無かったり、作者が居なかったりで、何かとご不便をおかけしましたが、そんな空間を楽しんで頂けたら幸いです。ありがとうございました。