アンティーク袱紗。

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着物やさんで売っていた、古い袱紗を玄関に飾ってみました。
何だか玄関(だけ)が急に格調高く(^^)
塩瀬の地に手書きで雄鳥と打ち出の小槌。縁起柄です。
落款もサインもありませんが、しっかり描いてありますねー。
私もこんなのも描きたいな。
日本画も絹本に描くのは問題ありませんが、服飾品などはやはり絵の具が違うので、ちょっと研究しなければ。
そのうち自作の帯を作りたいです。
なかなか今では手に入らない柄があるので。

袱紗は大事な品物の上に掛けるカバーのようなものだそうです。
裏面は桃色に大きく家紋が入っています。○に二十の亀甲と花菱。
ちょっと自分の紋にも似ているのでいいかな、と。
うちの女紋は○に剣花菱だそうです。

今丁度、泡坂妻夫の「家紋の話-上絵師が語る紋章の美」を読んでいます。
着物に紋を入れるだけの職業があるんですね。
家紋好きなので、見ているだけでも楽しい本です。

最近仕事が詰まっているので、合間に一服。
ハラダマホさんの夏らしいお皿を出しました。
マホさんの展示は以前は春夏の時期だったのですが、最近は秋冬です。
これは春に展示していた頃のさわやか色の柄です。

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最近の読書。

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最近通勤読書にしている高峰秀子シリーズ。
まずは「わたしの渡世日記」ですね。上下2冊、面白いので勢いで読めます。

他のエッセイや対談は、この渡世日記をポイント的にクローズアップしたものなので、基本的には渡世日記に触れられている内容を少し引き延ばしたり、少し違う角度でスポットを当てたもの。
でも繰り返し語られる内容は、なんとなく年配の方が繰り返し語る昔語りを聴いているようで、彼女の人格と相まって往年のファンではなくても親しみが湧きます。
何度も書かれるエピソードは高峰秀子の中でこれが無くて私は語れないというキーストーンだったんでしょうね。

これを読むと古い映画が観たくなります。

スピーチの教科書。

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知人が本を上梓されました。
「スピーチの教科書」という題名の通り、ソニーの歴代CEO盛田昭夫氏、出井伸之氏のスピーチライターを務めた佐々木繁範氏が「スピーチ」に真っ正面から取り組んで、解説された本です。

私もまだ全部を読んでいないのですが、よくある「人前でうまく話す方法」みたいな本とは主旨が違います。
人の心をつかみ、正しく思いを伝えること、人に行動を促す力をもつスピーチとは・・かなり本格的、実践的に解説されていて、ビジネスに限らず集団の中でリーダーとして活躍される方には必携の書となりそうです。

佐々木氏のHPはこちら。
HPのシンプルアレンジや、販促物の作成などお手伝いさせて頂きました。

読書の秋。

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最近の読み物。
「日本の国宝、最初はこんな色だった」、手に取ったら面白そうだったので。
ぱらぱらめくるとかなり極彩色な復元図で、インドを思わせます。
極彩色といえば、、空海の風景。密教って極彩色ですよね。
以前途中まで読んで、放置してました。すみません。
今一度空海さんにチャレンジです。忘れているので、最初から読み返しています。
ついでに空海さん関連で欲しい写真集もあります。
そのうち買っていそうな予感・・。
電車に乗っている間だけの楽しみです。

最近のYOUTUBE。

最近クラシックに少し疲れて、昔の唱歌を時々ネットで聴いてみています。
言葉が少し古めかしくて、いかにも日本らしい揃った音。
先日ピアニストの内田光子さんが、日本語は粒の揃ったドングリ、と書いてらっしゃいました。
それはクラシック音楽には確かにハンデなのだけど、その美しさもあって、何か落ち着きます。

特に戦前のものが言葉が綺麗で好きです。
ふと小学校の校歌を思い出しました。東京の小学校の校歌は歌詞が七五調で、富士と桜が折り込まれていました。
私の通っていた小学校は昭和16年設立。
太平洋戦争直前に出来て、校歌は戦後まもなく作ったようなので、1~3番まで昔の唱歌っぽいけど、ぎりぎり軍国ぽさはなく。
作詞は西條八十・・超高名な作詞家でした。そうだったのか(今知った人)
校歌の作詞は数え切れないほど。その当時の人気作詞家だったんですね。

阿房列車を読んでいたら、鉄道唱歌が出てくるので、ちょっと気になって聴いてみたらこれまた調子が良くて駅ごとに旧所名跡(じゃなかった名所旧跡)まで勉強出来る。面白い!
これを昔習った大人は未だに思い出しながら電車に乗るんだろうなあ。いいなあ。