上野の文化会館で、小澤真智子さんのタンゴヴァイオリンを聴いてきました。
会場用プログラムやポスターも作成させていただきました。
センター二つ折りで右側がプログラム表紙になります。
今回はイスラエル出身、NY在住のピアニストさんとの公演。
とても明るい、おおらかな音のピアニストさんでした。
後半になるほど会場の雰囲気も暖まって、アルトゥーロ・マルケスのダンソンNo.2や、ブラジルのショーロが楽しかった。
後半の衣装が真智子さんの赤いドレスと、アロンさんのターコイズグリーンのシャツの対比で、とても鮮やかでした。
前半がモノトーンだったので、急に元気になった感じ。視覚の影響って侮れないなと思います。
音まで急に元気が出た気がするのです。
ピアソラのおなじみの曲だとつい、亡くなったオクターヴィオさんを思い出してしまうところがあるのですが、こうしてみるとオクターヴィオさんのピアノはどこまでもクールだったなあと。
冷たいほど正確で、流されないのに、やっぱり秘めた熱があって、そこが魅力的でしたね。
今回のアロンさんはもっとおおらかで開放的な印象です。
複雑なリズムもお手の物で、明るさ楽しさが伝わってきました。本当はライブハウスでお客さんももっと盛り上がって欲しいんだろうなーー。
文化会館ではちょっと大人しくなってしまって残念ですが。
今後もデュオを続けられるのかな? タンゴの枠を超えてお二人のアーバンタンゴがさらに成長するのを楽しみにしています。