京都 桂離宮

二日目の桂離宮。
以前から行きたかったので予約しました。
が、この期間、池の水位が低いことがありますと注意書きが・・行ってみたら水位っていうか水が無かったです^^;がっかり。
しかしまあ建物はしっかり見られて、解説も詳しく、やはり細部まで行き届いた設計が美しい空間でした。

真行草の道。自然の形の石を草、切り出した石を真として、それを組み合わせたのが行ということです。

紅葉のころとはいいませんが、今度は新緑の頃に行きたいものです。
京都の写真はフォト蔵さんにも載せました。(最近使ってなかったフォト蔵さん)
https://photozou.jp/photo/list/1955896/9691266

京都 源光庵

先週お休みを頂いて京都に行ってきました。
こちら、「そうだ、京都行こう」のポスターにもなった源光庵。
ホテルの近くだったので初日に拝観。人が少なくていい・・・

四角い窓と丸い窓は迷いの窓と悟りの窓。
切り抜かれた風景はなぜかドラマティックに見えますね。

源光庵

窓以外もとても素敵。
一気に京都に来た感が盛り上がりました。

こちらは近くのしょうざん庭園。
しょうざんと言えばしょうざん生紬・・。有名な着物のメーカーの運営するリゾートらしいです。
日本古来の庭園とはちょっと違いますが、小川の流れるゆったりとした庭園もスケールが大きく良かったです。

オオサカアートフェス阪神 行ってきました。

終わった後ですみません。
こちらのDMを作って、大阪での展示を拝見してきました~。
大阪ってちゃんと降りたことなかったんです。せっかく行くならと前乗りして一泊。久々の一人旅行です。

1日目は新幹線降りて地下鉄で中之島方面へ。
国立国際美術館で梅津庸一のクリスタルパレス鑑賞。
ドローイングに油彩、映像に陶芸、ごちゃごちゃでフリーダム。
なんというか、現代美術を真摯にまっとうにやろうと思うとこうなるんだな。。と時代を突き付けられたような気分ですね。
偶然やっていた展示ですが、観られてよかったです。

その後心斎橋でヴォーリズ設計の大丸を散策。
なんかもう地下鉄のホームからお洒落ですね。
これは東京で言うと銀座・・ゴージャスでおしゃれな銀座をぎゅっと凝縮した感じです。

大阪アートフェス

ついでにパルコのデザイン展を見て、散歩しつつ土地勘をつけてまた地下鉄でホテルへチェックイン。

二日目は朝から梅田付近のデパート催事をはしご。
大阪に来てなぜか北海道クラフトフェアに迷い込み、素敵な五月人形を発見。
T.MOTOIさんの工芸がスタイリッシュで恰好よく、設計図の自作額縁がまたとても美しかったのです。
いつかあの額縁の大きいのを頼みたい。。

梅田の大丸もアート催事をやっていて、こちらも一周してきました。

午後は予定通り阪神デパートのオオサカアートフェスへ。
なかなかに広い会場ですが、作家さんは東京とわりとかぶってますね。見たことのある作品が多いです。
面白い作品に目をとめて、お話を伺うと銀座の画廊さんだったり。東京と大阪だとあまり地域性はなくなっているのかも。。
地下鉄に乗っていてもあまり東京と違いを感じませんでした。

一通りじっくり拝見して、落ち着いた頃合いにちょっと観光に出かけました。
お初天神通りから老松通りへてくてく歩いてギャラリーや古美術店をウォッチしつつ天満宮へ。
もう少し歩けそうだったので、大阪城も。

といっても大阪城はもう閉まる時間だったので、周辺散策だけ。

帰りは地下鉄で、もう一度阪神デパートに寄って、お土産も買って帰途につきました〇
一人になると沢山歩きますね。学生時代の一人旅を思い出します。。

元興寺でスケッチ。

春日大社の後は国宝殿で屏風などを観て、元興寺へ。
後の予定を考えていなかったので適当なところで降ろしてもらったのですが、ここはひっそりしていてとても良かったです。
もともとはとても大きなお寺で重要文化財級のものがごろごろあるのになんとなくさびれているという。。
読んでいた本によると明治の廃仏毀釈で大きな打撃を受けたのがこのあたりのお寺だとか。
聖徳太子の2歳像とか、ここのが一番良いですね。
なのに蛍光灯の資料室でガラスケースにいれてあるだけ。あああ、勿体ない・・。

今回は旅程がほぼ一人旅で、前後も余裕なく、スケッチもしたいというわけで着物は封印です。
でもフォーマルなワンピースにヒールでスケッチしているのもちょっと妙な人だったかもしれません。

桜もキレイだけど描いたのは椿。
なぜか奈良の椿は東京のより絵になる・・。ずるい。

スケッチし終わってお寺を出たら、休んでいた海外の方々もぞろぞろと付いて出てきて、わざわざ『君とっても才能あるね!』と声をかけて頂いたので『有難う!』とにっこり返しました。スケッチ中に声をかけないのがなんだか奥ゆかしいですね^^

宇治 平等院鳳凰堂

奈良に行く前に、途中下車で宇治に寄りました。
10円玉でおなじみの平等院鳳凰堂。
超有名な建物ですが、初めて行きました。

こんな大きなランドスケープだったのか。
なかなか新鮮でした。
奈良線では稲荷で降りる人も多かったので、伏見・宇治をはしごする人も多いのかも。
インバウンドに人気なのも頷ける景観です。

境内の桜も宇治川沿いの桜も満開です。


残念ながら世界文化遺産 宇治上神社はすでに営業終了。
外からお参りしました。

今回宇治に行こうかなと思ったのはこちらの雲中供養菩薩に心惹かれたので。

実物とてもよかったです!

これが当時は極彩色だったんだなーと想像がつかないんですが。。
多くの仏師がかかわっているらしく、顔も体つきもかなり個体差がありますが、私のお気に入りはこのあたり。

なぜかちょっとしたものが絵になる京都。
うーん。毎日絵が描けそう。

奈良に行ってきました。燈籠の奉納。

いろいろ仕事のご紹介もたまっていますが、まずは旅行の記録から。
久しぶりの春日大社に行ってきました。
写真は朝静かなうちにお参りした若宮様。
春日大社の本殿の4柱の神様の御子神様ということですが、先ごろご造体でリニューアルされたばかり。
綺麗になったお宮です。
毎年12月に行われるおん祭りの主役でもあります。
手前の椿がもう花は終わりなんですが怖いような迫力がありました。

今回の参拝は昨年知人の奉納する燈籠デザインをお手伝いしたので、燈籠の奉納式を見届けに。
真新しい金色の燈籠が釣り下がりました。

デザインは知人のお嬢さんがフランスはリヨンに嫁がれたので、日本の奈良とフランスのモチーフを入れています。

↑左はリヨンの有名なノートルダム大聖堂と名産のワインになる葡萄、右は春日大社の宝物にある兜と梅。

↑春日大社の鹿と藤、右はリヨンのこれも歴史的な絹織物と桑の木です。下の窓にはリヨンの市の紋章が入っています。

この4つの面は春の藤、夏の桑、秋のブドウ、冬の梅で四季になっています。

屋根や窓の部分には西洋の伝統的なアカンサス文様をアレンジしたモチーフを入れました。
アカンサス模様は西洋から中東を経てアジアでは唐草文様に変化しました。
西陣織などにもリヨンの絹織物から取り入れられた柄があり、東西に繋がる柄です。

かなり特徴的な屋根になりました。
燈籠の長い歴史の中に自分のデザインしたものを仲間入りさせていただけるのもなかなかない機会です。。有難いことです。

江之浦測候所 行ってきました。

杉本博司が根府川の蜜柑畑に作ったという江之浦測候所。
久々の遠出で行ってきました。
小田原までが2時間半。立派な小旅行ですね。

初めて外出で役に立ったのでは?というカメラを持参。
写真日和ですが、本当の本当は手ぶらで観たい、開放感あふれる海景。

随所に溢れる長い歳月を経た石への愛。。

これは冬至の日の出のラインに沿って設計された長い長いトンネル(?)
後に載せる夏至の日の出ラインに沿った回廊と対になっています。

海の上の春日社。今年の春にお祀りしたものだそうです。真新しい朱色をしています。

ミカン畑も残っています。

上に突き出しているのは夏至の日の出のライン。これもレイラインですね。
春分・秋分の日の出ラインも石畳がありますが、写真を撮り損ねたので今回は省略。

先ほど下から見上げた夏至の日の出遥拝ライン。
100mの回廊です。
大谷石の壁面には近代美術館にもある杉本博司の海景が大きなパネルで展示されてます。
近代美術館のはとても小さいのですが、あれは本来こういう大パネルで観るべきなのかも。

というわけで(?)、こちらの施設は中学生以上しか入れません。
現在はコロナ対策で要事前予約。
電車で行ったので、根府川駅から無料の送迎バスを利用しました。
広い敷地の随所に骨董やらアート作品やらが置かれて、スタッフも配され、大層管理が大変そうな渋いテーマパークというか。屋外美術館というか。
全部を回るのは体力もいりますが、落ちてきそうな海の絶景と長い歴史を語る石の造形がなかなか突き抜けた体験をさせてくれます。
古代と現代、未来をつなぐような根源的なものをテーマにしたアート空間です。

次行けるなら、なるべく人の少ない日に。
日没や月見の会、雨の日もまたそれはそれで楽しめそうです。

富山にて。

富山 環水公園

お仕事があって、北陸新幹線で富山に行ってきました^^
北陸新幹線、速いです。半分くらいトンネルの中な気がしますが、トンネル抜けると雪景色。
立山も綺麗に見えて、旅行気分満喫。
写真は仕事の後に散歩した駅近くのカナルパーク。

富山 環水公園

景観世界一のスターバックスというのがあります。入ってないけど。
月が明るくて、かすかに立山も見えています。

富山 環水公園

日のあるうちに来たのですが、美術館に急いでいたので帰りの夜景のみです。夜景も空気が澄んでいて綺麗です。

三沢厚彦展

カナルパークの先に、新しい県立美術館があります。
関東での展示を見逃し続けた、三沢厚彦展へ。ここで見られるとは思わなかった。
かなり大規模な展示で、旧作から新作まで並んでいて見ごたえありました!

三沢厚彦展

写真OKのスペースがかなりあったのですが、カメラをロッカーに入れてきてしまったので、小さい写真のみです。
堪能したので良いのです。

三沢厚彦展

隈研吾設計の、図書館&ガラス美術館にも行きたかったのですが、今回は時間的に見送り。
次回の楽しみに。
そういえば美味しいと言う噂の駅前のますの寿司も売り切れで、小鯛しか買えなかったのですが、これも次回の楽しみに。
小鯛もとても美味しかったですけどね。

見所も多くて、美味しいものも多くて、何しろ水がいいですね。
ホテルの水がモンドセレクションってなんじゃそりゃと思ったのですが、確かに美味しいのです。
今度はゆっくり観光で来たい所です。

珍しくアウトドア。ウッドルーフ奥秩父

1

週末キャンプ場のバンガローで一泊してきます、と言ったら、「ばっしーの口からキャンプって単語が出てくるとは思わなかった」との声多数。

・・いやテントじゃないし。
トイレもシャワーもあるし。

2

それどころかバンガローにはIHヒーターもエアコンもあった^^;
冷えるかと思ってライトダウンまで持っていったけど、ロフトで寝たらむしろ暑かった・・。

今回は駄洒落料理建築家&シェフ山田氏の主催するお料理会を山田氏の設計したバンガローで、という企画でございました。
泊まったのはこちら→ウッドルーフ奥秩父オートキャンプ場。バンガローイーグルです。

3

いつもどおりお料理を手伝っております。
甘いもの無かったので、りんごを持参して焼きりんご製作中。

kimg0805

丸のまま焼くのは時間かかりそうだったので、スライスにしてバターとシナモン・クローブ、ラムレーズン。てんさい糖と蜂蜜少し。

kimg0811

ワインをたらすとさらに大人の味になります。

kimg0861

メインは高級ラムチョップ!美味しかったなこれ。
(お料理写真はお友達が撮ってくれました)

他のメニューもたっぷり。とても美味しく頂きました~^^

kimg0831
kimg0800

kimg0803

スケッチは記録程度ですが。

dscf9174

風景は最近あまり描いていませんね。眼鏡無いときついなあ・・。新しいの作ろうかな。

来年も実現するかな?皆状況変わっていくとは思いますが、今回は総勢12人。
ご一緒した皆様ありがとうございました。

三渓園に行って来ました。日本の夏じたく展

DSCF9005

横浜の三渓園、日本画の人間には三渓日本画賞が有名ですが、一度お庭を観にいきたかったのです。
丁度打ち合わせの予定もあり、日本の夏じたく展も一度観たかったし、スケッチもしたい、てことで遠路出かけました。

最近連日打ち合わせでちょっと疲れ気味だったので、昼からのスタート。
(この時点でちょっとダメダメ)
着いたの2時過ぎ。
遠いですね。やっぱり。
湘南新宿ラインは早いけど座れないし、バスも座れないし、スケッチ道具を持っているときつい。

お天気は丁度良い明るめの曇りだったのですが、あまりスケッチは出来ませんでした。
全体のランドスケープが綺麗な場所なので、風景より近くの花を描きたいタイプには向かないかもです。
写真を撮りたい人が多いし、結婚式の前撮り?な方たちもいたり、集団さんが来たり、落ち着いて描く場所が少ないです。

仕方ないので、公園の隅で菖蒲や猫を軽くスケッチ・・。
目に望遠レンズが欲しい。
一番小さなスケッチブックしか開けませんでした。

DSCF9004

記念写真を撮るには絶好の場所だと思います。
朝早い時間からロケするといいでしょうね。

DSCF8999

日本の夏じたく展があったので、園内涼しげなお着物の方が多かったです。
良い布の着物に、きれいな着付けの方が多い印象でした。
今回は夏じたく展は観るだけ。
素敵な竹の帯留めがありました。

一度着物で来たいところですが、車か、もう少し楽なルートを考えないと厳しいですね。。