奈良に行ってきました。燈籠の奉納。

いろいろ仕事のご紹介もたまっていますが、まずは旅行の記録から。
久しぶりの春日大社に行ってきました。
写真は朝静かなうちにお参りした若宮様。
春日大社の本殿の4柱の神様の御子神様ということですが、先ごろご造体でリニューアルされたばかり。
綺麗になったお宮です。
毎年12月に行われるおん祭りの主役でもあります。
手前の椿がもう花は終わりなんですが怖いような迫力がありました。

今回の参拝は昨年知人の奉納する燈籠デザインをお手伝いしたので、燈籠の奉納式を見届けに。
真新しい金色の燈籠が釣り下がりました。

デザインは知人のお嬢さんがフランスはリヨンに嫁がれたので、日本の奈良とフランスのモチーフを入れています。

↑左はリヨンの有名なノートルダム大聖堂と名産のワインになる葡萄、右は春日大社の宝物にある兜と梅。

↑春日大社の鹿と藤、右はリヨンのこれも歴史的な絹織物と桑の木です。下の窓にはリヨンの市の紋章が入っています。

この4つの面は春の藤、夏の桑、秋のブドウ、冬の梅で四季になっています。

屋根や窓の部分には西洋の伝統的なアカンサス文様をアレンジしたモチーフを入れました。
アカンサス模様は西洋から中東を経てアジアでは唐草文様に変化しました。
西陣織などにもリヨンの絹織物から取り入れられた柄があり、東西に繋がる柄です。

かなり特徴的な屋根になりました。
燈籠の長い歴史の中に自分のデザインしたものを仲間入りさせていただけるのもなかなかない機会です。。有難いことです。