先ほど表でズサーッという凄い音がして、何かと思ったら外階段のトタン屋根の雪が一気に落ちたところでした。
・・恐ろしい。下に人が居なくて良かったです。
雪下ろしの重要性が分かりました。雪国の方はお疲れさまです。
雪の先週末に、けやきネッコちゃんの「真春日へ」を観てきました。
今回はいろいろ差し迫った仕事があり、スケッチはお休み。
ダンサー7人に木管五重奏の生演奏付きと贅沢な催し。
私の行った金曜日は雪では無かったのですが、それでも真冬日の中、明るい春の演目はなかなか心華やぐ舞台でした。
前半がモーツァルトの交響曲40番に佐渡島明浩さんのソロ。
モーツァルトのバラ色の演奏を背景に、どこまでもカジュアルな日常を思わせる衣装&動き。始まりは詩的な振りで、ちょっと有元利夫の絵のような想像をしたのだけど、ハート小麦粉の小道具が出る中盤からマイムのような、演劇のようなちょっとコミカルな要素が入り、最後にお風呂に入って終わる(^^)。
完全にマイムでもなく、ストーリーもあるようで無いようで、ダンスでも無く、舞踏でもなく、何か不思議なものを観た印象?
オーボエのペーという音が心地よい演奏でした。
後半が「春の祭典」で6人のダンサーが踊るもの。
常にたくさんのダンサーが舞台上に居るのでボリュームがあって、躍動感もあり、華やか。
女性は力強い印象のダンサーが揃った感じ。
もう少し個性がばらけても良かったかな。
楽しめたのだけど、あれ?もう終わり?というくらいあっさりとした印象。
前半と後半があまりに対照的なアプローチで、観てすぐはなかなか全体を消化出来ず。
暫く経ってみて、前半と後半がようやく一体化して程良く馴染んだ感じ?180度反対からのアプローチは、分かるのだけど、もう15度くらい左右に振ってみてはどうだろう・・とか勝手な想像をしました。
2つを観て、時間の濃度が不思議に感じられます。
前半はひとりで、ほとんど大きな動きが無いのだけど、何か濃度を感じるのは自分の脳がいろいろ考えているからかしら。
後半は観るのに忙しく、わわわわ、と盛り上がって終わって、観た後はあっさりさっぱり。ふんわり春の花だけが残った感じです。
何はともあれ3日間の公演最終日に大雪とあって、ダンサーさんもスタッフさんも大変だったでしょうね。お疲れさまでしたー。