ケーキ作りを趣味にされている方のからのご注文で、ケーキに添えるシールを作成させて頂きました。
趣味といってもかなり本格的で、毎月たくさんのケーキを焼いて配ったり、教えたりされているようです。
そんなにたくさん配られるならシールも大活躍しそうですね。

少しアンティークのラベルを意識して、カリグラフィーを中心にしたデザインを考えました。
たくさんの案が出来ましたが、いくつかご紹介。
最終的にお客様が選ばれたのは一番上のウサギさん＆薔薇のパターンです。

デザインを考えるにあたって、アンティークラベルなどを参考にしたのですが、コンピューターも精度の良い印刷機も無かった時代のデザインというのはその分手が混んでいて、非常に勉強になります。
さらにそれををMac上で作るのって、思った以上に難しく手間がかかります。
でも人が魅力を感じるポイントって、実はそういう思った以上の手間からしか生まれないのだと実感します。

特に食べ物関係のデザインでは手書き風のものやアンティーク調のものって好まれます。
やはり手間暇かけたもの、伝統ありそうなものを脳が美味しそうと判断するんでしょうか。
手書きのぶれやいびつさを「味」と言うように、画一的でない手書き感と味覚はリンクしているようです。