デパートの美術展フライヤーデザイン。

東武池袋店さんで7月開催の、絹本4人展のDMです。
併せて特設サイトも作成しています。

最近絹に描く作家さんも増えてきていますね。

絹は丈夫で薄塗りでも発色が良く、繊細な布目がぼかしなどの表現に向いていて、裏からの仕事も出来たりと魅力的な素材なんですが、
扱いが難しかったり描いた後の額装や軸装が面倒だったりで、厚塗りが主流だった私の学生時代、実習が1度あったぐらいで美大でもあまり使われていませんでした。

最近は薄塗りでフラットに線で描きたい作家さんも増えて来て、絹本復権のようです。
明治の美人画とはまた違って、現代的な美少女画といったほうがいい感じです。
7月も暑そうですが、ご興味のある方はどうぞお出かけ下さい!

美術展フライヤー

江之浦測候所 行ってきました。

杉本博司が根府川の蜜柑畑に作ったという江之浦測候所。
久々の遠出で行ってきました。
小田原までが2時間半。立派な小旅行ですね。

初めて外出で役に立ったのでは?というカメラを持参。
写真日和ですが、本当の本当は手ぶらで観たい、開放感あふれる海景。

随所に溢れる長い歳月を経た石への愛。。

これは冬至の日の出のラインに沿って設計された長い長いトンネル(?)
後に載せる夏至の日の出ラインに沿った回廊と対になっています。

海の上の春日社。今年の春にお祀りしたものだそうです。真新しい朱色をしています。

ミカン畑も残っています。

上に突き出しているのは夏至の日の出のライン。これもレイラインですね。
春分・秋分の日の出ラインも石畳がありますが、写真を撮り損ねたので今回は省略。

先ほど下から見上げた夏至の日の出遥拝ライン。
100mの回廊です。
大谷石の壁面には近代美術館にもある杉本博司の海景が大きなパネルで展示されてます。
近代美術館のはとても小さいのですが、あれは本来こういう大パネルで観るべきなのかも。

というわけで(?)、こちらの施設は中学生以上しか入れません。
現在はコロナ対策で要事前予約。
電車で行ったので、根府川駅から無料の送迎バスを利用しました。
広い敷地の随所に骨董やらアート作品やらが置かれて、スタッフも配され、大層管理が大変そうな渋いテーマパークというか。屋外美術館というか。
全部を回るのは体力もいりますが、落ちてきそうな海の絶景と長い歴史を語る石の造形がなかなか突き抜けた体験をさせてくれます。
古代と現代、未来をつなぐような根源的なものをテーマにしたアート空間です。

次行けるなら、なるべく人の少ない日に。
日没や月見の会、雨の日もまたそれはそれで楽しめそうです。

夏休み 親子コンサートのフライヤーデザイン

親子コンサート チラシデザイン

ピアノとコントラバスの「夏休み 親子コンサート」のフライヤーを作成しました。
ピアノ/草野樹里さん
コントラバス/鈴木克人さん
のデュオで子供から大人まで楽しめるジャズコンサート。
曲目もがっつりジャズではなくて、どこかで聞いたことのあるあの曲、というのがとっつきやすいですね。

フライヤーもいかにもジャズではなくて、可愛くてちょっとクールで、楽しい、というイメージで作りました。

夏休みのひと時、親子で生の音色に触れて、ライブ感を味わうのも貴重な機会です。
武蔵野地域の皆様、どうぞお出かけください。