着物復活。9月のお出かけ。

紗紬に絹麻の帯。

残暑が厳しくてなかなか着られないでいましたが、所用あって着物です。

重陽の節句だったので、本当は菊モチーフを入れたかったのですが、菊は帯芯入りの帯しか無かったので却下。着物も菊は袷しか持っていない。
まだ菊も咲いていませんしね。
やっぱり旧暦でないと厳しいものがあります。
菊の帯留めなどあると使えるかも。

紗紬に絹麻の帯。

あまり透け感の無い紗紬です。紗とはいえ暑いです。
この後洗いに出す予定なので、汗はまあいいかと。

帯は絹と麻の混紡。こちらも透け感は無いです。
帯揚げはぴりっとした色の絽ちりめん。帯止めは紫のガラス。

春日大社の集まりだったので、鹿です。
今年はご造体の年。もうすぐ新しい神殿に神様が移るというところで、いよいよですね。
いろんな物事が新しくなる時期だと思います。

ホテルでの集まりだけど紬で失礼しました。絽小紋が欲しい。

その前に上野の院展も行ってきました。
あまり公募展は行きませんが、友達が入選したので。
松尾先生の遺作も拝見しました。
牡丹は大分筆は弱っているのですが、しべも花弁も、すごくいいリズムで、魂入ってるなあと。いい絵でした。

院展も世代交代が進んで、随分様変わりした印象でした。
胡粉の綺麗な絵はやはり多いかな。他の公募はあまり見ないのでわかりませんが。

アーバンタンゴfromNY 東京公演。

urbantango

上野の文化会館で、小澤真智子さんのタンゴヴァイオリンを聴いてきました。
会場用プログラムやポスターも作成させていただきました。
センター二つ折りで右側がプログラム表紙になります。

今回はイスラエル出身、NY在住のピアニストさんとの公演。
とても明るい、おおらかな音のピアニストさんでした。
後半になるほど会場の雰囲気も暖まって、アルトゥーロ・マルケスのダンソンNo.2や、ブラジルのショーロが楽しかった。

後半の衣装が真智子さんの赤いドレスと、アロンさんのターコイズグリーンのシャツの対比で、とても鮮やかでした。
前半がモノトーンだったので、急に元気になった感じ。視覚の影響って侮れないなと思います。
音まで急に元気が出た気がするのです。

ピアソラのおなじみの曲だとつい、亡くなったオクターヴィオさんを思い出してしまうところがあるのですが、こうしてみるとオクターヴィオさんのピアノはどこまでもクールだったなあと。
冷たいほど正確で、流されないのに、やっぱり秘めた熱があって、そこが魅力的でしたね。

今回のアロンさんはもっとおおらかで開放的な印象です。
複雑なリズムもお手の物で、明るさ楽しさが伝わってきました。本当はライブハウスでお客さんももっと盛り上がって欲しいんだろうなーー。
文化会館ではちょっと大人しくなってしまって残念ですが。
今後もデュオを続けられるのかな? タンゴの枠を超えてお二人のアーバンタンゴがさらに成長するのを楽しみにしています。

根津美術館 「はじめての古美術鑑賞」

昨日は表参道まで行ったので、打ち合わせの後根津美術館へ。
「はじめての古美術鑑賞」
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html

基本的には水墨画と箔の技法解説など。
メインは四季草花図屏風 喜多川相説筆

この絵は屏風になって初めて生きる構図ですね。
そのままだとやたらに長いすやり霞の水平線が入って、水平方向が間延びして見えますが、
折れると丁度良いリズムができて、見飽きません。

根津美術館にしては混んでいるのですが、でもここ最近の大きな美術館の混み具合からいったら天国です。
作品数も少ないなりに、戻ってもう一度ゆっくり観たり、近づいてみたり、座ってみたり。
そうそう、こういうのが美術館ですよね^^;
おまけの庭園散策も贅沢です。

夏の展示が「はじめての古美術鑑賞」なのは、根津美術館なりに夏休みの自由研究ぽい企画なのでしょうか。
相変わらず年齢層は高かったですが、外人さんは多かった。

最近は小中学校の夏休みの宿題で、美術館に行ってレポートを書くというのがあるらしいですよ。
無駄に美術館が混むのでやめて欲しい・・。美術館も子供目当ての浅い企画になるし。
興味のある子だけ来ればいいんです。ほんと。

帰りに世界堂でパネルなど買って帰りましたが、夏休みは結構仕事が入りました。
ぼちぼちやっております。

大妖怪展 江戸東京博物館。

江戸博の大妖怪展に行ってきました。
http://yo-kai2016.com/

平日の夜が狙い目かと思いきや、ぜんぜん混んでました( ̄▽ ̄;)!
並ぶほどではないけども、絵が小さいので中はやはり短い列があります。

いつなら空いているのだろう。。
さすがに夜なので子供は少なかったですが、昼間はきっと子供が多いものと思います。

お目当ては、真珠庵蔵、伝土佐光信の百鬼夜行絵巻。

良かったですね。やっぱり。
保存状態も良くて、色が綺麗です。

展示はかなり多くて、いつも思うけど、あまり見やすくはないです。
真珠庵本がメインなのに、途中で切れてて半分も見えない。
展示はもっと絞っていいし、余計な装飾にお金かけないでケースを長くしてスペースをゆったり取って欲しいなあ・・。

図録も妖怪ウォッチとかと一緒だったので、今回はつなげると絵巻全体が見える一筆箋を買いました。

百鬼夜行 一筆箋

百鬼夜行 一筆箋

四百年目のうつわ展 浜野まゆみ 山本亮平 矢野直人

鎌倉まで出かけたので、こちらもはしご。

横浜でやっていたこちらも同級生(予備校の)浜野まゆみさんの展示です。
ちらっと覗くだけのつもりが、まんまと1つお持ち帰り。

今回は浜野さんのではなくて、山本亮平さんの酒器を持ったら離せなくなってしまったので・・。

山本亮平 猪口

これで日本酒飲んだら美味しそうでしょう~?(ってほとんど飲めないくせに。)

3人とも、土だとか、窯だとか、釉薬だとか、とても原始的なところまで遡って研究している方たちで、ほとんど骨董の味わいがあります。
逆に、機械化、近代化の中で何が失われたかというのがはっきりと見えてくるような展示でした。

過去の逸品と並べられるものを作るには、多分ここからはじめなくてはいけなかったんでしょうね。

この三人の企画展は今後いくつかのギャラリーで巡回するようです。
来年は東京でもあるようです。また楽しみにしています。

あ、その前に草堂さんにも浜野さんの新作がもうすぐ届くようです^^これまた楽しみです。

天内純子×古川葉子 二人展 すみわたらむ

すみわたらむ 展示DM

大学の同級生の展示を観に由比ガ浜まで。
・・遠いよ。でも素敵な古民家を使った展示で、ちょっと癒されて帰りました。
何となく、遠くの親戚の家に遊びに行って来た感があります。

天内純子×古川葉子 二人展
DMはミライ・デザインで作成させていただきました。真ん中で二つ折りになるパンフレット状です。

すみわたらむ 展示DM

DMを偶然みかけて、来てくださった方もいたという話で、良かったなーと。

今回古民家での展示を意識してか、天内さんの屏風が2点ありました。
古い屏風に自分で加工して紙を貼ったということなのですが、紗の布が張ってある風炉先屏風に薄い紙をはったものがDMにも使われています。
これ、自然光を透過して、とても綺麗でした。

水だけに、透明感のある素材がしっくりきますね。

古川さんは面識はなかったのですが、以前から作品は見かけていたので、何となく知っている人のような。
ふっくりした、どことなく色っぽい線の作品を作る方だなーと。

今回細い雲のような作品が、天鳥船みたいで素敵でした。

展示は明日まで。どうぞお出かけください。

N響定期公演 フランソワ・ルルー

N響定期公演

美大仲間に、是非聴いて!ちょっと無理してでも聴いて!と強硬におすすめされて、さくっと聴いてきました(別にチケットをくれるわけではナイ。一緒に行こうというのでもナイ。)
オーボエのフランソワ・ルルーが素晴らしいってことで。

・・いや確かに凄かったです。
3階から見ていると、おもちゃ箱の中から飛び出してきたみたいなキュートな姿で、吹きながら魔法をかけているようでした。
ルルーが入っただけで、N響の音がおされなフランス風味に。
超絶技巧だけどとにかく楽しそうで、お洒落で。

NHKホールでは音があまり響かず、ちょっと残念ですが、1500円の3階席じゃ仕方ないか。
秋のレ・ヴァン・フランセ公演、聴きたくなりました。

その後大学の教授の個展に寄って帰宅。
どちらかというと室内楽とかピアノソロが好きでオケはあまり聴かないのだけど、たまにはいいですね。

お茶

日曜のお茶。なんか習慣化している。
この豆大福はイマイチ・・。

小千谷縮に鉄線の帯で深沢 潺画廊へ。

土日しかやっていない、という同級生の展示を観に、潺(せん)画廊へ行って来ました。
仏淵静子展、今回もそこはかとなくアブノーマルな空気が漂っておりました。
切り詰めた表現が和空間にしっくりきています。

駒沢大学深沢キャンパスの裏で、広い敷地に素敵なお庭と素晴らしい建築の画廊さんです。
古い日本の、贅を凝らした造りで、ここに着物着て行かなくてどこに行くの?という場所。
なので、蒸し暑いですけど着物です。

最大限涼しく、小千谷縮に麻の帯。襦袢も麻。帯枕もへちま。でも暑いよ^^;
あ、6月になったので絽は解禁ということで、半衿と帯揚げは絽になりました。

小千谷ちぢみコーディネート

冬にこれっと見つけて即決した小千谷縮、古い生地みたいで袖幅はぎりぎりで、肩幅は広めです。
その分身幅も大きくなっていますが、これを小さくすると身幅と肩幅の差が大きくなり過ぎるので、あえてそのままに。
単衣は多少幅大きめでも問題ないです。

小千谷縮に麻帯コーディネート

帯もお気に入りの鉄線です。
白い三分紐に帯留めはメノウ。
日傘や草履も白系でさっぱり。

おまけ。週末のお茶。
最近大福が多い(←危険)

お茶 松田路子の皿

カラバッジョ展 上野 西洋美術館。

DSCF9034

続けて会期終了も近いカラバッジョ展。
こちらももちろん混んでいます・・が、ちょっと前のダ・ヴィンチ(江戸東京博物館)ほどではない。

絵も大きいので少し遠くからでもしっかり見えます。
上手に隙間を探せばひょいひょい見られます。

思ったより点数もあるし、カラバッジョの中でも日本人向けの作品を厳選している感じです。
うちにあるでかい画集を見ながら思いました。

そして各所にある裁判やら、揉め事の記録がすごいですね。
しょっちゅう人と揉めては争っていて、本当に激しやすい性格だったんだなと。
激しやすい人は大体その後がっくり落ち込むわけで、多分自分の精神に短い一生を振り回された人。
でも殺傷沙汰を起こしたあとの、絵がまたいいという・・。
で、そのたびにパトロンが奔走して何とかかんとか。

こういうタイプは現代ではないなあ・・。

ところでカラバッジョって名前じゃなくて地名だったんですね。
ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ
ミラノに近い村の名前らしいです。ダ・ヴィンチと同じで、カラバッジョ村から来たミケランジェロ・メリージ。
でもミケランジェロでは他と被るので、カラバッジョが通称になったのだと思います。
ダ・ヴィンチというなら、ダ・カラバッジョと言うべきかも??

さて、次は7月の妖怪展(江戸博)を見たいのですがね。
もう土日はやめよう、と心に誓いました^^;

くにくに展。歌川国芳と国貞 bunkamura

DSCF9033

昨日日記ですが。終了間際に行って来ました。はい。混んでいました。
ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞

平日に行けるはずなのに、ずるずると引き延ばしてしまったのが良くなかった。

美術館は平日の夜がベストですねー。

bunkamuraミュージアムはいつも企画が面白いなと思います。

そんなに広くないけれど、大きな国立美術館でやらない作家にスポットを当てて、渋谷の場所柄若年層に興味を持ってもらえる工夫を怠らず、普段も19時までやっているし、グッズ製作も抜かりない。
サイトの充実ぶりも凄い。
民間の美術館として立ち居地をしっかり確保しているなーと思います。

今回の図録も黒地に黒の印刷で、なかなかお洒落。
紙もプリントも良いです。浮世絵の資料は少なかったので、一冊あってもいいかなと。
浮世絵はじっくり味わうというより、仕事の資料って感じが強いですが・・。

お客の年齢層は比較的低く、子供も多かったです。
浮世絵の漫画的なところを良くクローズアップしていたので、とっつきやすいと思います。
実際浮世絵は当時の漫画であり、雑誌であり、映像であり、エンターテイメントだったわけで、その企画意図も正しい。

今回あんまりタイトルが若者向けすぎて、ずるずると引き延ばしてしまったのもあるんですけどね・・。
渋谷の街にあまり近付きたくなくて、これまたずるずると引き延ばした理由かもしれません。
神泉から歩くべきかもしれない。