ピアノリサイタルのフライヤーを作成しました。

ピアノリサイタルフライヤー

ピアニストの尾見林太郎さんのソロリサイタルフライヤーを作成しました。
クラシックでは珍しいイラストのフライヤー。
ドイツ音楽プログラムをベーゼンドルファーで、ということで、クリムトなフライヤーが出来ました。
ちょっとパウル・クレーも入ってます。

二つのシャコンヌが対照的な陰陽の雰囲気を持っていることと、シューマンのダヴィッド同盟舞曲集が二人の対照的な人物をモチーフにしていることから、人物の二面性を象徴的に入れてみました。
この曲は人が対話していたり口論していたりするような言葉のイメージがあるので、人と言葉というのが私の印象です。

まだ少し先の公演ですが、絶賛練習中だそうです。
コンサートを楽しみにしています。

ピアノリサイタルフライヤー

ザウターピアノの魅力 尾見林太郎ピアノコンサート

こちら小さなコンサートですが、八千代市まで行ってきました。
青砥よりさらに遠かった・・。

ザウターというのはドイツの老舗ピアノメーカーだそうです。
あまり聞かない名前ですが、とてもドイツらしい、かっちりとした職人仕事で作られたピアノのようです。

音も確かに。
規律正しく几帳面な教師のよう。。と思っていたら聴くほどに伸びやかに、みずみずしくなっていきました。
ピリッとエッジの効いた透明水彩を思わせる音で、暗い低音も濁らず、金色の高音も輝いているけど少しアンティークでキラキラしすぎず上品です。

・シューマン/子供の情景 最初はちょっと固めでしたが、ピアニシモがさすがに聴かせる。
・モーツァルト/トルコ行進曲は副旋律のリズムを強調して引いたのが面白く、2人がそれぞれに歌うハーモニーが楽しめました。
・ベートーヴェン/悲愴第2・3楽章 特に3楽章、好きですね。これもたくさんの旋律がそれぞれにクリアに混じらず重なる音が美しいです。
・シューベルト/軍隊行進曲 子供がおもちゃ箱をひっくり返したみたいな・・リズムが楽しい連弾でした。
・ショパン/ノクターン くぐもったような半透明の丸い音が森の中の光のよう。尾見さんのショパンは珍しいのでちょっと新鮮。
・バルトーク/ルーマニア民族舞曲 十八番なので安心の一曲。今日もキレが良かったです。
・ヘンデル/シャコンヌ 明るくて華やかなヘンデルのシャコンヌ。オーケストラのような豪華な盛り上がりでした。

ピアノ教室の発表会プログラム 秋バージョン。

ピアノ教室発表会プログラムピアノ教室発表会プログラム

毎回色違いで作成している、尾見林太郎さんのピアノ教室発表会プログラムです。
色が違うだけですが、わりと違った雰囲気になってます。

今回は9月の発表会なので、暑すぎず、寒すぎず・・な中間色です。
早く秋らしくなって欲しいものですが、残暑が続いて、台風が来て、ってやっているうちに冬になっていそうで怖い・・。

Dr.本間邸 ローズガーデンコンサート。

本間邸ローズガーデン サロンコンサート

今年も千葉あすみヶ丘ワンハンドレッドヒルズのローズコンサートに行ってきました。
尾見林太郎&城戸春子 ピアノとチェロのジョイントコンサートです。

尾見さんのプログラムはリハーサルも聴いていたので頭に入ってましたが、ピアノの音がとっても綺麗に伸びて、良かったです。
前はこのベヒシュタイン、弾きにくそう~だったのが、随分仲よくなったものです^^

ショパンのポロネーズ第3番「軍隊」
これは前座の一曲って感じですが、誰でも知っている曲はやはり必須ですね。
なんか少年っぽい?行儀良く、きりりピシっとした素直な音でした。

シューマン「アラベスクop.18」
アンニュイな音色の一曲。スモーキーでちょっと甘い、ババロアみたいな色が繰り返し繰り返しの模様になって、このまま終わるのかと思いきや、最後の1節で魔法がかかったみたいに全部がきらきらして、おしまい。
ずるいですねーシューマン。

ヘンデル「シャコンヌ」
この曲好きなんです。華やかで明くて、バッハ=ブゾーニのシャコンヌとは本当に対照的です。
白と金の装飾過多な宮殿と、古風な響き、たくさんの人が歌っているような旋律の重なりにどきどきします。
サロンなので、少し抑えめの演奏でしたが、大きなホールで聴きたいですね。

ブラームス「ピアノソナタ第3番 ヘ短調 op.5より終楽章」
楽譜を覗くとなんじゃこりゃ、というような和音の連続で、オーケストラのような重厚感。
途中ベートーヴェンか?と思う箇所が何度かありつつ、豪華なエンディング。
若いのに地味派手なブラームス・・。これもベーゼンドルファーで聴きたい一曲。

城戸さん(チェロ)&上仲さん(ピアノ)のデュオも名曲揃いで、楽しく聴けました。
最後の2曲、フランクのヴァイオリンソナタとショパンの「華麗なる大ポロネーズ」はピアノの出番も多くて、デュオの楽しさを存分に味わえるプログラムでした。
やはりピアノソロは聴き手も緊張感があるけど、デュオだとゆったりして盛り上がりも華やか。
2つを合わせて聴くのもいい組み合わせだと思います。

本間邸ローズガーデン サロンコンサート

薔薇は見ての通りの満開。満開ピークをわずかに通りすぎたあたりかな・・。
今年は本当にいろんな花の開花が早まっているので、大変です。
オールドローズ系や、ノバラのようなミニローズが綺麗に咲いていました。

本間邸ローズガーデン サロンコンサート

ストロベリー&クリームって感じです。
気温は高かったのですが、まだ爽やかさがあって助かりました。
あまりスケッチをする時間が取れなかったのですが、なんとか1枚。そういえば昨年も忙しくてあまり時間が取れなかった・・。
でも1枚日本画に出来たので、今回のも何とかなるかな。

本間邸ローズガーデン サロンコンサート

ピアノ教室発表会プログラム。クリスマスカラーです。

クリスマス ピアノ発表会プログラム

ピアノ教室の発表会って、年末、年度末が多いですねー。
こちらはまさにクリスマスカラーのプログラムです。

小さなお子さんからシニアまで、クリスマス気分で盛り上がっていただけるとうれしいです。

こちらのお教室は、同じパターンの絵柄を毎年色変えして使っていただいています。
尾見林太郎 阿佐ヶ谷ピアノ教室

ピアノ教室発表会プログラム

ピアノ教室発表会プログラム

男性の多いお教室なので、すっきりスマートに、でも楽しく。

薔薇の季節。

ローズガーデン

今年も早くも薔薇の季節ですねー。
毎年恒例の、千葉遠征。
Dr.本間のローズガーデンコンサートに行ってきました。

・・が、今回は仕事が山積みだったため、スケッチを1枚軽く描いただけで帰ってきました。
写真もなくて済みません・・。

薔薇は超満開でした。
急に温度が上がったようで、いつも最初の頃に咲く小さなつる薔薇から、時期の遅いオールドローズまで、ほとんどの花が咲いていたのではないでしょうか。
あたり一帯が薔薇の香りでいっぱいでした。

尾見さんのピアノは、リハーサルで聴いていましたが、
スカルラッティのソナタ、バッハの平均律第二巻、バルトークのルーマニア舞曲、
最後がブラームスのラプソディーとインテルメッツォ。

個性的な曲が揃って、あちこち旅をしているような。
古典派は格調高く、バルトークはひねりが効いて遊びがあって、ブラームスは出来たらベーゼンでもう一度聴きたいですね。
ブラームス独特のうねるような暖かさや甘い感じがベヒシュタインだとちょっと物足りないかな。

城戸さんのチェロはピアノの方と息がぴったりで、ベートーヴェンのチェロソナタは本当にピアノとチェロが一体になっていました。
芸大の同級生だということですが、長い時間が経ってもこうして一緒に演奏が出来るのは音大生ならではでいいですね^^

絵描き同士もまあ、展示を一緒にすることはありますが、一緒に描くわけではないですからね^^;

尾見林太郎ピアノ教室 発表会プログラム

尾見林太郎ピアノ教室 発表会プログラム

プログラム続きです。

尾見林太郎先生のところは同じパターンの背景色変えで毎年作成しているのですが、今年はクリスマスカラーにして欲しいというご要望。

尾見林太郎ピアノ教室 発表会プログラム

赤×緑のクリスマスカラーをベースにしたので、他の色もベースに合わせて冬仕様になりました。

男性の生徒さんが多い教室なので、男性が持ってもいいデザインというのが基本です。

尾見林太郎ピアノ教室 発表会プログラム

どうも生徒さんが増えているので、だんだん正方形がきつくなってきました・・^^;

さて来年はどうなりますか。

ローズガーデンでスケッチ。

Dr.本間ローズガーデン

今年もワンハンドレッドヒルズの本間邸ローズコンサートに行って来ました。
尾見林太郎さんのピアノと城戸春子さんのチェロ。

尾見さんの平均律/バッハがとても良かったです。
直前にプログラムに加わっていて、大丈夫かなと思いましたが、これが一番でした。
ピアノと曲の相性もあるのだと思いますが、音も一段と澄んでいて、かつ重厚で、違うピアノを弾いているようでした。
すごい集中力。
音楽家はその曲の「旬」があって、早すぎても危ういし、弾きこみすぎても盛り上がりに欠けたり、なかなか調整が難しいなあと思いますが、ダイレクトにピアニストの気持ちを反映した生演奏は録音には無い楽しみです。
あ、アンコールのトロイメライも生演奏ならではの面白さで、「月光」が終了した後のざわざわっとした会場の雰囲気が、だんだんに静まって引き込まれていくのがわかり、それにつれて音も伸び、会場全体の空気が変わる臨場感が楽しかったです。

城戸さんも、バッハ、シューマン、ブラームス、と選曲が被ってました。
ブラームスのチェロソナタ2番を丸ごと演奏してくれました。
この曲、デュプレとバレンボイムの印象が強くて、甘ーい恋人同士の印象なのですが、女性二人だとそこまでべったりでなく、さらりと聴かせてもらいました。

今年は例年より花が早く、6月の薔薇はすっかり散り際。
上の白いバラも朝描いたら、夕方には散ってしまいました。

薔薇のスケッチ

こちらのバラも夕方には花がしぼんできましたが、ぎりぎりまでスケッチ。今回は時間も少なめ。

一重のバラは好きですが、花の寿命が短いのかもしれません。
まだ蕾はたくさんありました。

スケッチする場合、花よりも大事なのは、茎や葉、蕾だったりします。
葉の付け根や、とげ、蕾のガク、若葉なんかを描いておかないと後で困るのです。

なので、どちらかというと蕾に力点をおいたスケッチ。

今回もホルベインのパレットを持っていきました。コンパクトな優れもの。
小学校から使っていますが、よく考えてみたらもともと父のお下がりだったような・・。
相当年季が入ってます。
錆が出ているので、新しくしてもいいですが、まあもう少し。

ホルベイン透明水彩スケッチパレット

一夜明けて、左腕が痛いです。
やっぱりイーゼル買おうかなー。細くて軽いスケッチ用。

足も痛いです。
楽でお洒落なヒールが欲しい。。

ピアノリサイタルのプログラム。

screen1

尾見林太郎さんの、ピアノリサイタル用プログラムを作成しました。

A3サイズ二つ折りのパンフレット状で、しっかりしたプログラムです。
今回はゲストのお二人が歌うシューベルト歌曲集もありましたので、間にドイツ語の歌詞対訳(これもA3二つ折り)を挟みこみました。
この形のプログラムも3回目、表紙には真正面からの迫力あるカットを使わせてもらいました。

私は今回裏方をやっておりまして、ホールの席もいっぱいで外で聴いていたのですが、後半は特に落ち着いて音がよく伸びていたようでした。
音が本当に綺麗で表現の豊かなピアニストさんです。

終わってからも数日は頭の中がシャコンヌやらハンガリーやら、アヴェマリアやらでいっぱいでぐるぐるしています。
こういうのはコンサートならではだなーと、嬉しい時間です。
たった数時間、一台のピアノでこれだけ濃密な時間が出来るのって凄いことだなと、改めて思います。

2

イラストのリサイタルフライヤー作成。

おみおみ

昨日九州から展示に出した絵が戻ってきまして、、部屋の片付けやら事務仕事に追われております。
細かい仕事が多くてなかなか片付きません^^;

こちらはお馴染み尾見林太郎さんのリサイタルフライヤーです。
今回もカラフルなイラストで作成。

尾見さんもでっかいですが、ピアノもでっかいですね。
ベーゼンドルファー・インペリアルです。本番も杉並公会堂のベーゼンドルファー・インペリアルを使用します。
すごい存在感ですが、音の響きも重厚です。

シャコンヌがメインということで、陰影の強さを出したかったので、今回はピアニスト以上に舞台の上の光と影をモチーフにしています。
ずっしりとしたピアノの大曲の合間には、ゲストのお二人がシューベルトの名曲を聴かせてくれます。
歌とピアノとのからみも楽しみです。

ご興味のある方は是非お問い合わせ下さい。
尾見林太郎ホームページ