こちら小さなコンサートですが、八千代市まで行ってきました。
青砥よりさらに遠かった・・。
ザウターというのはドイツの老舗ピアノメーカーだそうです。
あまり聞かない名前ですが、とてもドイツらしい、かっちりとした職人仕事で作られたピアノのようです。
音も確かに。
規律正しく几帳面な教師のよう。。と思っていたら聴くほどに伸びやかに、みずみずしくなっていきました。
ピリッとエッジの効いた透明水彩を思わせる音で、暗い低音も濁らず、金色の高音も輝いているけど少しアンティークでキラキラしすぎず上品です。
・シューマン/子供の情景 最初はちょっと固めでしたが、ピアニシモがさすがに聴かせる。
・モーツァルト/トルコ行進曲は副旋律のリズムを強調して引いたのが面白く、2人がそれぞれに歌うハーモニーが楽しめました。
・ベートーヴェン/悲愴第2・3楽章 特に3楽章、好きですね。これもたくさんの旋律がそれぞれにクリアに混じらず重なる音が美しいです。
・シューベルト/軍隊行進曲 子供がおもちゃ箱をひっくり返したみたいな・・リズムが楽しい連弾でした。
・ショパン/ノクターン くぐもったような半透明の丸い音が森の中の光のよう。尾見さんのショパンは珍しいのでちょっと新鮮。
・バルトーク/ルーマニア民族舞曲 十八番なので安心の一曲。今日もキレが良かったです。
・ヘンデル/シャコンヌ 明るくて華やかなヘンデルのシャコンヌ。オーケストラのような豪華な盛り上がりでした。