春日大社のご造替シンポジウム。本塩沢に単衣帯。

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先週のお出かけ。
先月行けるかな~と楽観的に申し込んだシンポジウムでしたが、やはり展示前とあって、ばたばた。
仕事もあったので、途中で失礼させていただきましたが、久々の着物のお出かけで気分転換できました。

袷の本塩沢は手触りが涼しくて合わせやすくて嬉しい一枚。
でもやっぱり袖丈ちょっと短いな。

帯は型染め風の模様を無理やり織りで作りました的な?八寸名古屋。
やはり型染めの方が欲しいんですけど・・。お安かったし、便利な八寸なので、良しとします。
まだ日中は汗ばむ気候なので、色は浅めのコーディネートです。

シンポジウムのゲストは雅楽の東儀秀樹さん。
一度聴いてみたかったのですよ。

今回はパネリストとしての登場だったので、基本はトークでしたが、少しだけ演奏もしてくれました。
雅楽の方なので、以前聴いた能楽の源次郎さんのようなトークかと思っていましたが、
キャラクターが違いすぎる~。

いや、相当にとんがったお方で意外でした。
帰国子女というのも納得。宮内庁の楽師を辞めてフリーで活動されているのも納得。

今度小学校で義務教育に取り入れられる英語や、音楽の授業にも相当いいたいことがあるご様子。
英語の授業を増やす時間があれば、日本の伝統に触れる時間をもっと増やすべきだと。
真に国際化というのは、英語がしゃべれる事ではなく、自国の文化を自信を持って紹介できることだというのが大筋でした。

このあたりは確かに共感するところ大いにあります。
英語教育については先日もありましたが、難しいですね。
私たちの世代も含め、上の世代は、読めてもしゃべれないタイプの英語教育を受けた人間で、英会話がある種のコンプレックスになっているのだと思います。

向いている子にはどんどん2ヶ国語でも3ヶ国語でも話せるようになって、日本を紹介して欲しいとも思うけど、もちろん日本文化も学んで欲しい。
悩ましいところです。