立夏。

110508[1]

近くの川沿いでツツジが満開です。
鮮やかなピンクのツツジ、甘いいい香りがします。
この川では昨年、小さな川の中州に花壇?が出現していて、コンクリートブロックで四角く囲った中に、菖蒲のような苗を植えてありました。
雨が降れば増水して、間違いなく水没するし、流されてもおかしくないのだけど、こんな所で育つのかなと思っていたら、先日黄色い花を咲かせていました。
黄菖蒲だったんですね。植物の強さにびっくりです。
台風の季節が心配ではありますが、なかなか綺麗です。
コンクリートで固めた小さな川ですが、しだれ桜を植えたり、蔦を這わせたり、区も景観美化に頑張っているようです。

暦の上では立夏だそうで、梅雨までしばらく初夏を楽しめそうですね。
震災以来日本を描いた絵はがきを作ろうと思いつつ、気落ちして進まなかったのですが、、。
というのは日本の美しさを描くのに、見えない放射能汚染を思うとどうにもそらぞらしい気持ちが募り。かといって過去を偲んで描くほど年をとってもいないし。

日本画の定義は曖昧ですが、もし日本画の精神というものがあるとすれば、私は自然の中、人の中に神性を見出すというところにあると思っているのですが、国というものがそれを守れなかった、というのはまだしも守る意思が無いのであれば、日本画の意味も薄れるわけです。
でもようやく気持ちも上向いて来たので、これから絵はがき作成、頑張ります。

浜岡原発停止の動きが出て来て、少しほっとしています。
推進、反対いろいろ立場はあると思いますが、少なくともここは(いや、もちろん本音を言うと全部)止めてから議論して欲しい。もちろん止めても危険なわけですが、制御棒が入らず暴走する危険だってあるのだから。
冷房需要が増える前に一旦停止して、節電対策ともしもの停電のための備えをするというのなら、一市民としては前向きな気持ちで努力出来ます。
病院や交通や、心配はありますが、幸いまだ本格的な夏までにはもう少しあります。