土用干し。

120729[1]

狭いベランダで土用干し中。
モチーフにした梅で、最初は梅ジャムにしたのだけど、2度目をどうしても梅干しにしてみたくてチャレンジ。
ほぼ今日で終了(2.5日目)。
10個くらいまだ固いのがあったので、もう一度晴れた日に干します。

1個つまんでみると、、す、すっぱ~い!
なるほど。今まで食べてたのはお砂糖やらはちみつやら添加物やら入ってたわけです。
最初は18%を厳守と聞いたので、塩もしっかりして、非常にパンチのある味でした。
1個まるごと食べるとご飯が無いとちょっときつい。
うむむ・・今回は白梅にしましたが、これだと確かに赤紫蘇を入れた方がバランスが良いかもしれません。
冷蔵庫に入れなくても3年は平気そうです。

しかし都内の狭いアパートではいろいろ問題があるものの、梅干し作りは相当楽しかったです。ふっくりした実は本当に可愛いし、香りもいい。
決してコストパフォーマンスは良くないんですけどね。。来年はどうしようかなー。

梅の番をしながら、芥子園画伝を読んでいます。
南画の描法、良し悪し、心構えについて論じた本の日本語訳、現代語訳ですが、東洋画全般に通じる精神性について、なんとなく感覚的に知っていることを論理的に書いてあり、なるほどなるほどと読んでます。
画法についてはこういう物はこうかくべき、という解説が山水、人物、草木などそれぞれに細かくついていますが、序文には法を知らぬのは良くないけども、法にこだわりすぎるのは尚良くない、ともあり、全くごもっとも。この序文、名文です。