春日大社御創建1250年。

春日大社中門前看板 御創建1250年

なかなか奈良まで伺えないのですが、写真を送っていただきました^^

春日大社は今年で御創建1250年。
お目出度い年で、奉祝行事も多く、合わせて奈良国立博物館でも「春日大社のすべて」展が開催されていますよ。
これだけ歴史のあるお社が未だに若々しく、みずみずしくあるのは日本の神様ならでは。
平成28年にご造体を終えられたばかりの建物は朱塗りの色も鮮やかで、眼にまぶしいです。

春日大社二の鳥居前看板 御創建1250年

社内二箇所に掲げられた看板に、鹿島立ちのイラストを使って頂きました。
看板の前で記念写真を撮られるかたもいらっしゃるそうです。

「鹿島立ち」というのは、その昔、東国の鹿島・香取の神様が、ニニギノミコトを助けて豊葦原国を平定するために旅立ったという故事に基づくもので、鹿島神宮のご祭神、タケミカヅチノミコトは白鹿に乗って出立されて、後に春日山に鎮座されたというお話。

なので、白いご神鹿の背中には神様をあらわす榊があります。
古くからある鹿島立絵図や、春日権現験記絵の鹿さんを模して描いておりますので、ごく古いテーマのアレンジで自分のイラストというのもおこがましいものですが、現代人にもわかりやすく可愛くも立派な鹿さんで縁起を伝えられたらと思っております。

もう都内では藤も咲き始めましたね。
これから春日大社の藤も見ごろを迎えますので、益々境内が賑わうことと思います。
お近くの方は清清しい空気を吸いにどうぞお出かけください。