パソコンを初期化して、更新するのに何時間もかかったので、その間に普段できない読書。
今更ですが、小倉遊亀の「画室の中から」、土牛の「牛のあゆみ」(こちらは途中)。
画集の中で、ところどころ読んだことはあったけど、こうしてその人の書く文に触れてみると人物が所々生々しく浮かんでくる。
うちの祖母となんだか似てるなあーというのは時代の感覚なんでしょうね。
日付をみたら、私の生まれるより前、、にすでに喜寿。狭心症の発作も起こる。
でもつい十数年前に100歳100点の大回顧展をしていたのを考えるとその後まだまだ長生きされて、絵も描かれたんだな。
文章中に「粟津さん」が何度も出てきておっと思う。
粟津画廊さんの先代さんは本当によく出入りされていたらしい。
時代は確かに変わって、人も変わったけど、この人の絵はたぶんいつまでも瑞々しい果物みたいな新鮮さを放っていると思う。