江之浦測候所 行ってきました。

杉本博司が根府川の蜜柑畑に作ったという江之浦測候所。
久々の遠出で行ってきました。
小田原までが2時間半。立派な小旅行ですね。

初めて外出で役に立ったのでは?というカメラを持参。
写真日和ですが、本当の本当は手ぶらで観たい、開放感あふれる海景。

随所に溢れる長い歳月を経た石への愛。。

これは冬至の日の出のラインに沿って設計された長い長いトンネル(?)
後に載せる夏至の日の出ラインに沿った回廊と対になっています。

海の上の春日社。今年の春にお祀りしたものだそうです。真新しい朱色をしています。

ミカン畑も残っています。

上に突き出しているのは夏至の日の出のライン。これもレイラインですね。
春分・秋分の日の出ラインも石畳がありますが、写真を撮り損ねたので今回は省略。

先ほど下から見上げた夏至の日の出遥拝ライン。
100mの回廊です。
大谷石の壁面には近代美術館にもある杉本博司の海景が大きなパネルで展示されてます。
近代美術館のはとても小さいのですが、あれは本来こういう大パネルで観るべきなのかも。

というわけで(?)、こちらの施設は中学生以上しか入れません。
現在はコロナ対策で要事前予約。
電車で行ったので、根府川駅から無料の送迎バスを利用しました。
広い敷地の随所に骨董やらアート作品やらが置かれて、スタッフも配され、大層管理が大変そうな渋いテーマパークというか。屋外美術館というか。
全部を回るのは体力もいりますが、落ちてきそうな海の絶景と長い歴史を語る石の造形がなかなか突き抜けた体験をさせてくれます。
古代と現代、未来をつなぐような根源的なものをテーマにしたアート空間です。

次行けるなら、なるべく人の少ない日に。
日没や月見の会、雨の日もまたそれはそれで楽しめそうです。