春色の更紗帯でお出かけ。

小紋に春色更紗帯。

土曜日のコーディネート。
散り際の桜の帯を、と思っていたのだけど、朝起きたら強い風で桜の花びらが降り積もっていて、さすがにこれは時既に遅しだわ、と諦めました。
桜の帯は出し損ねて、今日は虫干ししております。

そんなわけで、せめて春らしい色と思って選んだピンクの手書き更紗帯です。
へろっと描いた線がお気に入り。
帯に合わせて気安いのり散らし模様の小紋。

小紋に春色更紗帯。

で、朝から母と着物やさんのセールにお付き合い。
帰りに銀座の画廊に寄らせてもらいました。

煉瓦画廊さんの後、柴田悦子画廊さんに寄ったら、丁度畠中先生の展示で、正面の絵(祖師画)、間近で観られて良かったです。
大きな手が動き出しそうでした。
興福寺の再建事業のためにかかれたものだそうで、実際に興福寺中金堂に納められる絵は高島屋で大きな展示があったそうです。
日本橋の展示は見逃したので、横浜展に行こうかなと思います。
興福寺の寺宝と畠中光享展 | 高島屋

お話していたら、そのうちに中野先生にばったり。
先輩も加わって一気に多摩美濃度が上がり、すっかりまた学生気分であれこれ講義を拝聴して帰りました。

この日も帯付で汗ばむくらいでしたが、今日の暑さは異常でしたね。
今日だったらもう単衣でないと汗だくになってしまいます。
急に単衣の季節が迫ったのを感じる一日でしたー。

白地の付け下げでプレ・オープンに。

白地付け下げに袋帯

昨日は灌仏会ですね。
販促ツールを作成させていただいた、碧空トルマランセさんのプレ・オープンで、芝パークホテルに行ってきました。
一応ホテルでのお祝いごと、ということで、華やかにしてみましたが、皆様控えめで、ちょっと浮いたかも^^;

白地付け下げに袋帯

上着を考えて短めの袖裄にしたのですが、なんかこの着物は裄が短いのが目立つので、もう少し長めにしようと思います。
しかしまた着る機会があるかしら。。
白地で光沢感のある着物ってやっぱり華やかさが強いし、光によっては顔うつりも微妙だし、要注意だなーと。
よく分からない時は色無地が無難だわと思った次第。

帯はアンティークのちょっと変わった織りのものです。
もともとリメイクするつもりで買ったもの。
柄は軽めで使いやすいのですが、袋帯、重い。たまに着るとずっしり腰にきますね・・。

白地付け下げに袋帯

着物の地はこんな感じ。
つたの葉の紋の入った布に、びっしり笹を描いてあります。
この着物を作った方は自分がつたの葉の紋で、誰かご贔屓の役者さんとかが笹に縁のある人だったのかも?と想像が広がりますが。。

この手書きのびっしり感が、何となく「流れる」のつた奴、山田五十鈴みたいでいいわーと思ったのですけどね。
もう少し色が濃いほうが難易度が低かった^^;

この後ミッドタウンで絵巻物展を観て、桜を眺めつつ帰りましたよ。

碧空トルマランセさんについてはまた改めてご紹介します~。

銀座煉瓦画廊さんへ。春色米沢紬に型染め更紗の帯。

銀座むら田 村田あき子のきもの365日銀座むら田 村田あき子のきもの365日

村田あき子さんの展示、講演を聴きに行ってまいりました。
平日なのに大盛況で、何より。
煉瓦画廊さんは素敵な着物の方が集まるので、眼福です。

DMのイメージ的にこの着物がいいかな、と。
水色の紬を出しました。
この着物、先日いいかげん汚くなってきて、洗い張りに出して、表裏・上下を換えてもらったり大工事したら少しは綺麗になったかな。
が、丈が縮んでしまって、胴継ぎを入れてもらってます。
もともとぎりぎりの身丈しかなかったとこに、5cm近く縮んでました。
腰紐のところにぎりぎり5cmくらいの継ぎが入っていて、これで見えなくなるの??と半信半疑で着てみると、意外やちょうど見えなくなります。
あまり褄を斜めに上げると危険です。
腰紐の位置も少しずれると危険なんですけども。。逆に目印にして着るイメージで。
私以外に着られない着物になってしまいましたが、、多分この着物にはラストオーナーなので、勘弁してもらいましょう。

米沢紬 型染め更紗の帯

帯、皆さんにむら田のですか?って聴かれましたが、、すみません違うんです。。
古~いやつです。
今日はさすがにむら田さんの帯の方が多くて、素敵な織の帯がたくさん拝見できました。

米沢紬 型染め更紗の帯

久々の着物で、初めての帯で、小物もろもろ準備してなくて結構時間がかかってしまいました(←遅刻)。
今日は何しろ強行軍だったので。

今日の講演でおっしゃっていた通り、前の晩の準備が大事・・ですよねー。
むら田の奥様は余裕をみて15分、だそうです。そのぐらいちゃっちゃと着られるといいんですが、迷いがあると駄目ですね。

むら田の奥様の黒っぽい結城を観て、あ、やっぱり結城いいなーとまた結城熱が・・。
2,3月は余裕が無かったので、着物もご無沙汰でしたが、4月はまた着たいと思っております。
あー桜の帯も出さねば。(遅い)

小紋着物で賀詞交換会へ。

えんじ小紋に藤の帯

え?なんで冬に藤の柄??となりますが・・。
いいのです。今日は春日神社で藤の会なので、ちなみ柄なのです。

あーお正月からずっとこの着物着てますねえ。
今日は訪問着か江戸小紋のつもりだったのですが、雨予報で急遽小紋&カレンブロッソに変更しました。
帯も名古屋で、塩瀬の地に源氏車と藤。
昨年の紋付からえらい差ですね^^;
もともと着物は2,3人の会なので、まあ大目に見ていただこうと。

会場設営などお手伝いもあったので、裏方でもあり。

着物で和室のあれこれ座布団運んだり食事を運んだりしていたのですが、やってみてわかること。
脚にくる!
なるほど日舞などやる人は、足腰が鍛えられるに違いないと確信しました。
日舞の動きを取り入れた、筋肉の衰えを防ぐトレーニング法もあるとか。
確かに着物着るだけでも腹筋背筋、足腰にそれなりの筋肉必要です。

えんじ小紋に藤の帯

こちらは春日大社の成り立ち、鹿島から神様が鹿に乗って奈良の地にいらっしゃったという神話をイラストに。
昨年春日大社は60回目の式年造体を終えて、新たに生まれ変わったところ。
それに相応しく、お目出度いイラストがいいなーと。いろんな神獣さんがお祝いに集まって来るような楽しいイメージです。

日本神話イラスト

着物で初詣その2。向島牛島神社。

これもお正月休み中ですが。思い出し記録。
三が日を過ぎた後の浅草に行って、向島の牛島神社もお参りしてきました。

着物で初詣

何しろ風の強い日で、橋の近くは前に歩けないわ砂埃は立つわ。。
着物は風に弱いのですが、江戸時代の人はこの関東の空っ風をどうしていたんでしょうねえ。

牛島神社は河原の緑地にあって、水と風に洗われたような、古い木の色をしています。
境内には狛牛やらなで牛やら牛がたくさん。
もともと牧場でもあったらしい。
神様は・・というとスサノオ神だそうです。牛頭天王つながりかな。(スサノオの本地が牛頭天王)

着物で初詣着物で初詣

浅草は浴衣?かと思うような彩度の高いレンタル着物でいっぱいでした。
外国の方も多いようです。
むしろ着物を着ているのは外国人のほうが多いのか・・?
平日だったのもあってそうかもしれません。

元旦の初詣着物と同じ、赤紫の小紋に、辻が花風の帯。
外では黒のウールコート必須です。風押さえの意味でも。
お正月だともう少し格式高くてもいいのですが、、浅草だしな、と気軽な方に流れましたーー。

着物で初詣。

お正月に着物

年末から年明けの都内は1年で一番静かでいい感じです。

ご近所仲間で阿佐ヶ谷の神明宮へ着物で初詣してきました。

赤紫の小紋はようやく袖を直して着られるようになりました。
帯は酉年つながりで雉。帯揚げは白に金の柄で、ちょっとおめでたく。
帯締めも写真ではわからないけど、紅白のグラデーションになっています。

お正月に着物 鳥の帯

暖かくて穏やかな、着物はじめでした。

展示会中の着物。

銀座で展覧会の日の着物

今年もあとわずか・・。まだ仕事をしております。
年賀状も書いております。

ARTでCHARITY展中に着たのをアップしていなかったので、思い出し記録です。
土曜日は結城のちぢみに、縮緬に辻が花の帯。
小物も赤紫系でまとめてみました。

縮み織りって縮緬の仲間みたいなもの?
普通の紬より凹凸があるからか、縮緬となじみがいい感じ。

銀座で展覧会の日の着物 

二日目の日曜日。
西陣お召しに手織り紬帯。読み本に松竹梅の洒落袋帯です。
帯締め違ったかも・・忘れてしまった^^;
地味~な着物なので母に譲ろうかと思っていましたが、銀座あたりだと普通の紬よりお洒落感があっていいなーと。
また引っ張り出しました。
帯はセールでお安くいただいたのだけど、微妙でいい色です。
たまに袋帯を締めていると忘れなくていいですね。
手織りで軽いので袋帯でもずっしりしません。

銀座で展覧会の日の着物

今年は去年と違ってしっかり寒かったので、防寒もしっかり。
黒のウールコートに襟元はベージュのショールにもふもふ襟巻き。
ブローチはチャリティ展参加の田部さんの作品です。
長手袋も。

足元はカレンブロッソです。

実は展示用にと思っていた小紋があったのですが、袖を直していなくて着られませんでしたー。
展示前あまりに忙しかったので。

今年はお正月もたぶんいろいろやっております。
あ、初詣は行きますよー。

着物で銀座・浅草。アンティーク結城紬に手織りの洒落袋帯。

着物で浅草

展示の準備やら仕事やら、超余裕がないのですが、おまけに風邪気味ですが、11月中に片付けておきたい用があり、えいやっとお出かけしました。
浅草吾妻橋前です。
まだコートを着るほどでもないので、道中着にショール、ロング手袋です。

無地結城紬に洒落袋帯

珍しく人に撮っていただきました。
デザート食べて満足、の図。手元くつろぎすぎ。

結城は古~いやつで、柔らかくって、光沢も出て、上等。
布の力が凄く強いので、染の帯ではどうもバランスが悪く、手織りの帯を合わせました。

手織り洒落袋帯

読み本に松竹梅かな。おめでたそうな柄です。

染・織・繍を楽しむ4人展 DM

銀座も行きました。
DMを作らせていただいたこちら。

染・織・繍を楽しむ4人展 DM

東銀座は東京でも一番の着物スポットですが、やはり着物のお客様がたくさんいらしたそうです。
裂織のポーチや日本刺繍の帯留め、型染めの手ぬぐいなど、手を出しやすいお値段のものからあって、着物を着ない方でも楽しめます。
私はポーチをひとつ、ゲットしましたよ。
4日までの展示です~。

着物で会社創立70周年記念祝賀会へ。

記念式典 着物

どんな場面にどんな着物で、って考えるのは着物ならではの面倒でもあるし、楽しみでもありますね。
どこかの誰かの参考になるかも?または数年後の自分の参考になるかもしれないコーディネートの覚書です。

今日は家族ぐるみでお付き合いのある会社の、創立記念祝賀会へお招きいただきました。
身内ではないけど、まったくの仕事関係者というわけでもなく、微妙な立場で会場のスナップ写真を撮るお役目付き^^
カメラ持つのにどうだろうと思いつつ、かといってスーツも無いのでやっぱり着物にしました。
平服でということで、無紋の色無地に綴れの帯です。足元はカレンブロッソの象牙色でちょっと動きやすく(リャクレーニを買うべきかも)。。
平日だと皆さんスーツなので、訪問着は浮くかなーと。
無紋だけど帯でちょっと格上げして、改まった感もありという微妙なところ狙ってみました。
着物は私と会長夫人のみ。会長の奥様はもちろん見事な色留袖の第一礼装でしたよ。眼福。

記念式典 着物

今日もめちゃめちゃ結びにくかったこの帯。
そのうち馴染んでくれないだろうか。

カメラに関しては問題なし。
かえって参加のおじ様方の笑顔が出やすいというメリットがあり(^^)、着物でカメラマンも結構いいかもです。

同窓会に着物。

同窓会 着物

大学のときの先生が、今年の春に退官されたということで、同級生で先生を囲む会をしようという話になりました。
友達同士はちょこちょこと会っていますが、同窓会的なものは20年目にして初めてです。

幹事さんのお友達のお店を貸切にしてもらって、ささやかなパーティ。
パーティだったら、華やか系の小紋にしようかと迷ったのですが、美大の友達はみな職人肌でカジュアルだろうなーという予想のもと、結城の縮に塩瀬の帯にしました。

同窓会 着物

この柄の帯を締めたかったのです。

同窓会 着物

絵描きの小人さん^^
菊なので季節もちょうど良いしね。

予想通りのカジュアルな会で、皆あまり変わってないねーと言い合ってました。
ずいぶんしばらくぶりの友達もいたのだけど、結婚してても離婚しててもママになっていても、なんかそんなには変わらないもんだなーと。

何人か、作品を先生に批評してもらってるのを聞いていると、大学のときのまま、時間が止まっているような不思議な感じです。
4年間(プラス2年間)共有した時間というのはやはりかなり大きかったんだなと。
10年後に会ってもやっぱりまた変わってないねーと言い合っているような気がしますが・・どうでしょうね。そうであって欲しいという願望かもしれませんが。
貴重な時間をすごさせてもらいました。