台風除けには。

秋分の日です。昨日の朝だけ雲一つない快晴でしたが、昼にはまた雨が降り出しました。
今日はまったりした曇り空。
お陰様で台風通過も特に壊れた物もなく、停電もなく、思ったより降雨量は少なかったので、川も安全でした。

なんだか今月の日記は台風に始まり台風に終わりそうな・・。
台風守りの神様はというと、諏訪神社が風除けの神様だと聞きました。
諏訪神社では結構謎の多い神事が多くて、なんだか鳥肌立つような儀式もあります。
原始祭祀の形が残っている神様なんですね。
御射山祭も一説には二百十日に先立って、山に籠もり、狩った獲物を捧げることで、山の神を鎮め、台風の無事通過を祈ったということです。

風除けの神事といえば薙鎌神事というのが有名です。
ご神木に鎌を打ち込んで、風を除けるという。。
これは五行思想の金克木から発生したお祭りだそうで、風は木気であるから、金気の鎌を神木に打ち込むことによって、風を抑えるといいます。
鎌はネットで検索すると魚の形のものや、鳥の形のものが見られます。
これから発生したものか、田舎では、台風除けに竿の先に鎌をつけて、風上に向けて立てるというおまじない?もあるようです。
ちょっとかえって危なそう?と思ってしまうんですが。

それにしても御射山祭や御頭祭など、鹿やうさぎが供物になるのは奈良の神様とは全く逆ですね。日本の神様はせめぎ合っていて、日本の民族は多くのルーツを持った混血なんだなと思います。
2007年の日本の統計で、都道府県別の神社の数を比べると、新潟県の神社数が圧倒的に多いんですが、その新潟の中で一番多い神社が諏訪神社でした。もちろん長野でも諏訪神社が一位です。
土地面積や人口の関係もありますが、長野~新潟にかけての諏訪信仰は非常に強いです。

家の近くを走る中央線は東京から皇居と明治神宮を横目にみながら甲州街道を走り、諏訪まで繋がっています。
これに乗ってると諏訪まで行けるんだなーと思いつつ、なかなか行く機会がありません。