繁栄の花。

「繁栄の花」小学校の教科書に載っていた、星新一のショートショートです。
うろ覚えながらあらすじを。
地球人はとある星の宇宙人と交流を始めた。
宇宙人は穏やかで、平和的な種族のようだった。
あるとき、宇宙人は地球に友好の証として、繁栄の花という非常に美しい植物を贈った。
今まで見たことが無いほど美しい虹色の花を地球人はもてはやし、花はみるみる世界中へ株分けされて売られた。
しばらくして、地球人は気が付いた。この花が煮ても焼いても枯れないことに。
どんな手段を使っても、少々繁殖しすぎたこの植物の勢いを止めることができない。
弱り果てた地球人は件の宇宙人に相談した。
宇宙人はこの花を唯一枯らすことのできるハチを地球の物資と引き替えに輸出しようという。働きハチはしばらくすると死んでしまうので、地球人は永遠にハチを買い続けることになるという、お話。

放射性セシウムとプルトニウムを体外へ排出させる薬が認可されたと聞いて、つい思い出してしまったお話です。なんだか脱力したのは私だけですかね。
どちらかというと、光合成細菌で豆乳ヨーグルト、とかの方が私は好みだなあ。