井戸の茶碗。

井戸の茶碗、って落語がありますね。結構好きな話です。
萩と書いてあったのを買ったのですが、なんか井戸っぽいなと思っていた茶碗。
そもそも井戸ってなんだっけ?朝鮮半島から来たんじゃなかったっけ?
と思いはじめて調べたら、井戸のお約束というのがネット上にありました。
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茶道入門さんから勝手に借ります。↓
1. 枇杷色の釉が高台(こうだい)まで全体にかかり土見ずになっている。
2. 茶だまりに、器を重ねて焼いた跡である目跡(めあと)がある。
3. 胴部に、井戸四段・五段などと呼ばれる轆轤目がある。
4. 高台脇の釉薬が粒状に縮れて固まった梅花皮(かいらぎ)がある。
5. 高台の脇を箆などで削り取る脇取(わきどり)によって高台が竹の節に似ている
竹節高台(たけのふしこうだい)となっている。
6. 高台内側の削り痕の中央部が突起をなしている兜巾(ときん)がある。

なるほど。確かに条件満たしております。
じゃあ、萩と井戸の関係は?
というと、古く朝鮮半島から帰化した初代坂高麗左右衛門が萩に窯を開き、代々優れた井戸茶碗を残しているということです。
これも和製井戸茶碗ということでしょうか。

これはかなりざっくり男性的な形に見えます。厚みもあって深いので、カフェオレボウル的にたっぷりお茶を煎れるのに丁度よくて、ついマグカップよりもこちらを使います。
萩の七化けというのだそうで、今も充分いい色なのですがまだ色が変わりそうで楽しみです。

夏の仕事。

夏にいろいろやった仕事をアップしようと思いつつ、ため込んでます。

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↑コレは最近。アキオカアルチザンの創心万華鏡さんのDMです。今回は陶器の万華鏡作家、清野一郎さんの個展DMを作成させて頂きました。
秋らしい深い赤で、和を感じさせるDMに。
海外の方もターゲットということで、割とこってりゴージャスな色遣いです。

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↑こちらは香川県の業者さんのロゴマークと販促グッズいろいろ。
このほかに大きなポスターや現場用ののぼりなど。
パンフレットは観音開きでボリュームがあります。
販促セットは社内のやる気向上とイメージアップに有効ですね。
今回初めて創ったのはステッカーとのぼり(写真なし)。
印刷というのはやり直しの効かないものなので、パンフレット一枚でも緊張感があります。
これだけ量があるとそれはそれは神経を使うのですが(^^;)、印刷はやってみて初めて分かることも多いので、いろんなグッズを作るのはまたとない経験をさせて頂いているわけです。

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↑昨年に続き、アーバン・タンゴ フロムNYのコンサートフライヤー。
これも秋らしいシックなボルドー色です。
クラシックベースだけど、どこか土臭い感じが出るといいなと、その辺りのさじ加減の難しい所です。
タンゴのリズムが心地よく、とても格好いい演奏です♪私も聴きに行きます。

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↑こちらも昨年に引き続き。函館中部高校さんの(東京支部)同窓会報です。
昨年表紙のみカラーで作成しましたが、今年は全16ページフルカラーとあって、気分も一新。
作っていても色があるというのはそれだけで楽しいものです。
たまたま知人のご縁でお手伝いさせて頂いておりますが、故郷を離れて生活していらっしゃる会員の皆様が、懐かしくも楽しく読んで頂けたら嬉しいです。

他にもいろいろやっておりますが、とりあえず今日はこのへんで。