展示あちこち。

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先週から仕事も忙しく、展示もいろいろあってぐるぐるしております。
DMを作らせて頂いた展示も廻ってきました。

創心万華鏡さんの展示は1日居ても飽きないくらいの美しい万華鏡の世界だったのですが、大急ぎの仕事が入っておりまして、ざざざっと拝見しました。
やっとこさ細井さんの実物を見ることが出来ました。
求心力の強い、引き込む力の強い万華鏡でした。
逆に赤津さんは明るくて、開けた感じがまた良くて、細野さんはいつも通りの安定感と精巧さで目を見張るという感じ。

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日本橋の粟津画廊さんは、作家さんそれぞれ2,3点でしたが、小さい絵には小さい絵ならではの良さがあるなあと。
小さい絵が得意な作家さんと大きい絵が得意な作家さんがやはりいるのですが、見る側としては小さい絵は楽しくて愛おしくて、より身近な楽しみ方が出来るなと思います。

その他高島屋の神坂雪佳と京都画壇、サントリー美術館のもののあはれ展も観て、トーハクの神社展も観てきました。
丁度高島屋で上村松園と竹内栖鳳、上村松篁、サントリーで鏑木清方を見ることが出来ました。いろいろ比較出来て楽しめます。

栖鳳の「絵になる最初」と松園の「待月」、師弟が大きな絵で並んでいたのですが、どちらも引けを取らず、迫力の一角。
栖鳳が陽で松園が陰。
少し横に松園の出世作「花ざかり」もあったのですが、この時から比べると松園の絵は格段に上達して凄みが増してます。
松園の絵は常に何かねっとりとした湿度があるのですが、これが凄みにもなり、色香にもなり、京都らしさでもあり、女性らしさでもあるということかなと思います。

そうそう、一番新しいところで自由ヶ丘のcanvasさんにも伺いました。
そこでちょこっとグループ展にお誘いもありました。
またお知らせさせて頂きます。今日はお仕事!

しおり。

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井上菓子舗さんの鰤大敷、以前個別包装のデザインを作らせて頂いたのですが、今回は箱詰めで販売する際のしおりを作成いたしました。
イラスト入りで、上質紙に印刷。
上質紙は表面コートが無くて色も沈みがちなので、なかなか上手に使えたことがないのですが、今回は和菓子に添えるしおりということで艶の無いのがしっくりきたようです。
色も軽めに濁りの少ない色がキレイに出るようです。
印刷はやはり経験の積み重ねなので、勉強になります。

夏の帯リメイク。着物のサイズ。

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古くて短くて汚れのあった帯、2部式の作り帯にしてみました。
未使用らしいのですが、何しろ古くて黄ばんでいるし、お太鼓の上に結構な目立つシミがあって、材料として売られていたもので、私も着るつもりで買ったわけではないのですが・・。
色柄がとても好きなのでちょっと一度着てみたくなったのです。
お太鼓上のシミはぎりぎり隠しました。

柄ゆきから8,9月の帯かなと思うのですが、よく見るとアヤメも入っていますね。
無理矢理6月に着てもいいのかもしれませんが、やっぱり秋が優勢です。
しかし昔の絽の帯というのは芯も別にメッシュではないし、絽だからといって涼しくはない・・。
一体この暑い東京の9月にこれを着られるんだろうか??かなり疑問ですが。

あ、先日のサイズ問題が大分分かってきたので続きを。
浴衣は正しく測ると身丈157.5cmでした。
測るときに襟の付け根でなく、肩の上端から測るようにしました。
で、襦袢を着てから着てみると、確かにお端折はこれまで着た着物の中で一番少な目、丈もくるぶしあたりが丁度でしたが、逆に腰ひもの位置は丁度良いし、お端折も始末が楽で着やすいです。
身巾はちょっと広いなと思いますが、全体に浴衣向きの、動きやすいサイズになっているようです。

ものの本によると肩から羽織った時に、床に引きずる部分が手の幅一つ分あれば普通に着て大丈夫とあるので、おそらく祖母のサイズ割り出しは、これではないかと思います。
ちょっと謎が解けてきました。

浴衣はやはり少し短めですが、紬なども158cmもあれば十分着られるのかなと。

ついでに最近気になるのは身幅で、幅が大きいと全体にもっさりして胸の上にたるみが出来たりするのが格好悪いなあと。補正してるのに~。
リサイクルの標準サイズではなかなか合わないので、またお針が活躍しそうです。。

私は洋服でも和服でもサイズがとても気になるのですが、もともと身長があって肩のしっかりした体型なので、合わないものを着たり、やたらに補正するととにかくデカイ人になってがっかりします^^;
最低限の補正でなんとか綺麗に着たいものです。