土用干し。

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狭いベランダで土用干し中。
モチーフにした梅で、最初は梅ジャムにしたのだけど、2度目をどうしても梅干しにしてみたくてチャレンジ。
ほぼ今日で終了(2.5日目)。
10個くらいまだ固いのがあったので、もう一度晴れた日に干します。

1個つまんでみると、、す、すっぱ~い!
なるほど。今まで食べてたのはお砂糖やらはちみつやら添加物やら入ってたわけです。
最初は18%を厳守と聞いたので、塩もしっかりして、非常にパンチのある味でした。
1個まるごと食べるとご飯が無いとちょっときつい。
うむむ・・今回は白梅にしましたが、これだと確かに赤紫蘇を入れた方がバランスが良いかもしれません。
冷蔵庫に入れなくても3年は平気そうです。

しかし都内の狭いアパートではいろいろ問題があるものの、梅干し作りは相当楽しかったです。ふっくりした実は本当に可愛いし、香りもいい。
決してコストパフォーマンスは良くないんですけどね。。来年はどうしようかなー。

梅の番をしながら、芥子園画伝を読んでいます。
南画の描法、良し悪し、心構えについて論じた本の日本語訳、現代語訳ですが、東洋画全般に通じる精神性について、なんとなく感覚的に知っていることを論理的に書いてあり、なるほどなるほどと読んでます。
画法についてはこういう物はこうかくべき、という解説が山水、人物、草木などそれぞれに細かくついていますが、序文には法を知らぬのは良くないけども、法にこだわりすぎるのは尚良くない、ともあり、全くごもっとも。この序文、名文です。

日本橋 粟津画廊さんのHP。

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日本橋で創業70年超の老舗、粟津画廊さんのホームページを作成させて頂きました。
こちらはjimdoというドイツで作られたというホームページ作成ツールを利用したカスタマイズです。
用意されたテンプレートでのアレンジなので、デザインに制限はあるのですが、ブログなどより読みやすく、シンプルで機能的です。
基本的にクリック&タイプで操作出来るツールなので、簡単なテキストの更新などをご自身で出来るというのが最大の魅力です。
最初のおおまかなカラー設定や、画像の加工、レイアウトをミライデザインで行っています。

画廊さんのサイトを作るというのは、ちょっと複雑で、つまり絵描きの視線と画廊の視線は違うわけなのですが、画廊の側からの視点がわかるというのは良いような、悪いような・・。
しかしさすがは老舗の画廊さんで、往年の土牛や平八郎の作品ポジが出てきたり、巨匠作家の若い頃の小品が見られたり、画集には載らないような作品が見られたりするのは役得といいましょうか。
このころはこんな作品が画廊に並んでいたんだなと時代の空気が身近に感じられます。

現存の作家さんも質が高く(とか言ってしまうのは画廊目線ですが・・)気持ちの良い作品が多いです。まだ情報の足りない部分もありますが、徐々に加筆される予定。
作品画像も多いので、どうぞご覧ください。